海外では去年の春からスタートして5Gスマホが使えるようになりました。日本でも今年の春ごろから5Gスマホがキャリアで利用できるようになります。そして、どの5G対応スマホにした方がいいかやいつのタイミングで買った方がいいかなどを紹介していきます。
5Gとは
5Gは、第五世代移動通信システムの略称で、スマホなどの通信に用いられる次世代通信規格の一つです。Gとは「Generation」の頭文字をとったものであり、5世代目であることを表しています。5Gによって通信速度を向上が見込めることにより、IoT機器やデバイスの普及や進化だけでなく、その他の技術の進歩により、リアルタイムでたくさんの情報をやり取りできる通信が出来るようになります。
また、5Gが普及すればIoTが進み様々なネット機器がネットワークに接続出来るようになっていきます。そして、車の自動運転やドローン、医療系技術やロボットやAIなど、技術がさらに進化します。データ通信の高速化、遅延の軽減、同時接続数が増えるということは、無線でも有線と同じような動作が再現できるよになっていきます。
5Gが出来ることは?
【高速・大容量】
今までの4Gと比べてやはり通信速度は向上しました。4Gでは2時間のダウンロードするのに結構時間がかかっていましたが5Gではわずか数秒でダウンロードすることも可能になります。これにより大容量のデータを必要とする4K動画やストリーミング動画などが手軽に利用できるようになります。
【低遅延(リアルタイム)】
5Gは高速通信だけではなく4Gよりもさらに低遅延性を実現できます。これにより、VRや自動運転の通信、ロボットの遠隔操作など、今までは出来なかった精密機械などを利用できるようなります。
【多数接続】
今までのIoTでスマホやパソコンだけでなく、さまざまな家電もインターネットへとつながるようになります。5Gは今までより多数の同時接続を前提に設計・開発されているため、家庭の暮らしがより過ごしやすく便利になっていきます。
具体的に何ができる?
4K・8K動画がスマホから手軽に視聴できる
今までの4Gでは容量の大きな動画はダウンロードに時間がかかり手軽に映画などを視聴するのは難しいものがありました。しかし、5Gで高速大容量通信が可能になることで、外出時でも容量の大きな4Kや8Kの動画をスムーズに見られます。そして、今後より速度が安定すればダウンロードしないで映画を手軽に見れるようになっていくと思います。今まで自宅のPCで観ていた高精細な動画や映画などを、外で気軽に見られるようになるのです。
以前のVR体験
以前は無理があったリアルタイムでのVR体験が遅延が少なくなることにより出来るようになります。これまでは、容量の大きいVR映像をリアルタイムでVRゴーグルに送信することは難しいものがありました。5Gが実現すれば、手軽にVRがつかるようになります。
今までにないスポーツ中継を視聴できる
今まではテレビ中継で見慣れた映像の角度からしか見られませんでしたが、さまざまな角度から撮られた映像を合成し、スタジアムの中に実際にいるかのような臨場感でスポーツを観戦できるようになっていきます。また、自分で見たい角度に切り替えもできるようになり今までとは違う楽しみ方が出来るようになります。
より正確な自動運転
5Gは遠隔操作による遅延の少ない安全な自動運転も可能にします。また、膨大な地図データも必要なため回線速度も必要です。5Gでこれらの問題が解決できるので安全な自動運転が可能になります。将来的には運転を全てを自動にした「完全自動運転車」が実現されると言われています。
遠隔操作で手術できる
上記で紹介した自動運転技術と同じく、医療現場でも少しの遅延が重大な事故を引き起こします。そこで5Gの低遅延な通信を利用することによって、緻密な作業を必要とする手術も遠隔で行えます。離れたとこにいても医療を受けられるようになれば、多くの人が利用できます。
人が多い場所でも安定した通信ができる
都心部やライブ会場、災害時など、人が密集している場所や避難で連絡が混雑する時などはかなかネットに繋がらなくなります。5Gになると1平方キロメートルあたり100万デバイスまで増えるため、人の密集した場所でも快適にインターネットを利用できます。
あらゆるモノがインターネットに接続できる
IoTとは、さまざまな電子機器がネットに繋がることを言います。これからはスマホやPCだけでなく、テレビや冷蔵庫などの家電などがインターネットに接続されるようになり、あらゆるものから情報を取得でき生活が便利なものになります。
まとめ
アメリカと韓国が2019年4月に相次いで開始され中国も2019年10月末から5G商用サービスが開始されました。その後もスイスやオーストラリアなど各地で広がりを見せています。日本での5G商用サービスはキャリア大手3社、NTTドコモ、au、ソフトバンクはいずれも今年の春ごろには開始される見込みになっています。
また、新しいライフスタイルでいままでにできなかったことができるようになり不便だったものがより便利に利用できるようになっていきます。